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化粧品原料におけるリポソーム化とは

弊社のヒト幹細胞培養液の化粧品原料は、11製品ありますが、そのうち半数の6製品はヒト幹細胞培養液をリポソーム加工した原料となっています。リポソームというのはリン脂質の二重膜でできたカプセル状の粒子で、弊社の場合その中にはヒト幹細胞培養液が内包されています。リポソーム化粧品の歴史は意外と長く、1990年代より化粧品に用いられていますが、元々は医薬品を狙った場所に届けるDDS(ドラッグデリバリー)のための技術です。不安定な医薬品成分を守り、必要な場所に届けることが目的で開発されました。この特徴はヒト幹細胞培養液を化粧品原料として実用化するには、大変に相性の良い技術でした。

ヒト幹細胞培養液の成分のタンパク質は皮膚への浸透性がなく、水溶液中では徐々に構造が変化してしまいます。またこれらのタンパク質はガラスやプラスティックなど材質を問わず容器に付着してしまい、かなりのロスがあります。こうした問題点を解消するためにはリポソームは適した技術でした。 弊社でもリポソーム加工していない原料はありますが、それらの原料はエステ機器などで導入する化粧品に用いられています。美容液やクリームに配合するのであれば、リポソーム加工はヒト幹細胞培養液には必須の技術だと弊社は考えます。ヒト幹細胞培養液が韓国で利用が始まった頃は、リポソーム加工されていなかったので、ダーマローラー等が使われていました。そのため、一般的な化粧品というよりもプロ用コスメとして活用されていました。リポソームという浸透技術と出会ったことで、ヒト幹細胞培養液は化粧品原料として飛躍を遂げました。


※化粧品の浸透は角層まで

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