お問い合わせは 📞 03-3478-0248

エクソソームというのは、ヒト幹細胞培養液の構成成分のひとつで、幹細胞が作る50〜150nm の小さなカプセルのようなもので、今、化粧品業界でも大変注目研究されています。エクソソームの美容効果は、幹細胞が分泌する他の因子が伝達する情報の数万倍と言われています。ただ、エクソソームの美容効果は、幹細胞の置かれた環境によって、大きく変化してしまいます。一例を挙げると、幹細胞の培養を始めた時に分泌されたエクソソームと、一定期間培養を続けた後に分泌されたエクソソームでは、全く同じ幹細胞から分泌されたエクソソームでも内容が異なります。周りの環境のエクソソーム密度がエクソソームの内容の変化をもたらします。そのため、安定した培養条件で、エクソソームを大量に得て、それを濃縮し情報を均質化する必要があります。

アンチエイジング社のヒト幹細胞培養液は、ローリングボトル培養によって通常のフラスコを使用する培養と比較して単位重量あたり約10倍(※当社比)のエクソソームが含まれています。通常のCPC(細胞加工施設)で行われる細胞の数を増やす培養と違い、アンチエイジング社のヒト幹細胞培養液は、化粧品原料としてエクソソームや各種の因子を分泌させるための様々なノウハウに基づいて製造されています。エクソソームを分泌させるローリングボトル培養は、そのノウハウのひとつです。幹細胞を増殖させるためには向かない培養法ですが、効率よくエクソソームを分泌させ、化粧品原料としてのヒト幹細胞培養液を得るためには適した培養法です。

アンチエイジング社のヒト幹細胞培養液には、どの原料にも豊富にエクソソームが含まれていますが、化粧品を製造した際にラベルに『ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム』として記載できる原料は下に示した5種類の原料となっています。エクソソームは、幹細胞を培養した際に他の因子と同様、幹細胞が分泌するものです。そのため、他の因子と同様『ヒト幹細胞順化培養液』という表示名称に含まれています。『ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム』を表示できる5種類の原料は、一度原料を製造したのちに、別の製造ラインで特別に製造されたエクソソーム高含有培養液をさらに濃縮したエクソソームを後から添加しています。

この時に使用される濃縮エクソソームは、フィルターによってエクソソーム以外の物をできる限り除いているため、少量の割合の添加でもエクソソーム量は飛躍的に増加します。一例を挙げると、エクソソーム添加を行っていないRS Liposome 3.0Complex に『ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム』を表示させるため濃縮エクソソームを0.2%添加したRS Liposome 3.0E Complex のエクソソーム量は、約2倍になっています。添加されている濃縮エクソソームの濃度が高いことがわかります。

一方で弊社はエクソソーム単独の原料は提供していません。高濃度に濃縮することは商業的に可能ですが、エクソソームを単離することは商業レベルでは難しいからです。エクソソームという名称は、実は学術の世界ではかなり厳密に使われています。国際的なエクソソーム研究者の集まりであるISEV(International Society forExtracellular Vesicles)は、エクソソームという呼称を用いる際には厳密なガイドライン(MISEV2018)に従うことを求めています。弊社の濃縮エクソソームは、高濃度にエクソソームを濃縮し、CD 63 やCD 9 などMISEV2018 にも規定されているタンパクによる同定も行っていますが、エクソソーム単独原料とはメーカーの良心として表記しづらいので、エクソソーム単独の化粧品原料の提供を行っていません。

同様に原料に含まれている単位容量あたりのエクソソームの個数についても、公開しておりません。化粧品で公開されているエクソソームの個数のデータは、ナノ粒子トラッキングという方法に基づいているように見受けられます。この測定方法は水溶液中の粒子を数えているものなので、エクソソームを直接数えているわけではありません。エクソソームの数を数えるためには、まずガイドラインに従ってエクソソームを単離するところから始めなければなりません。その上で数を数えなければならないので、これも商業ベースでエクソソームの個数を公開することは、非常に難しいのです。

こうした理由で弊社はエクソソーム単独原料ではなく、エクソソーム表示可能原料としてヒト幹細胞培養液を提供しています。繰り返しになりますが、弊社のヒト幹細胞培養液には、ローリングボトル培養によって、もともとエクソソームが豊富に含まれています。それに加え『ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム』が表示できる5 種類の原料は、最低でも自社従来品の2倍以上のエクソソームを含んでおり、ヒト幹細胞培養液の魅力的な構成成分であるエクソソームの魅力を、化粧品に配合した際にも十分に感じることのできる原料となっています。

お問い合わせはこちら

TOP