お問い合わせは 📞 03-3478-0248

ハイブリッドエクソソーム

弊社の独自原料の一つにRemyEVがあります。この原料はハイブリッドエクソソームと呼ばれる特殊な技術が用いられているヒト幹細胞培養液の化粧品原料です。

他の原料に用いられているリポソームは医薬品のドラッグデリバリー(DDS)として開発されましたが、ハイブリッドエクソソームも同様に医薬品のDDSとして研究されている技術です。リポソームとハイブリッドエクソソームの最大の違いは、デリバリー先の選択性です。エクソソームには、インテグリンやテトラスパニンといったタンパク質が膜の表面にあり、そのタンパク質の違いによってデリバリー先が決まります。リポソームが周辺にばら撒かれるのに対し、エクソソームは届けたい場所に狙いすまして放たれます。

リポソームは人工的に作るリン脂質の小胞ですが、表面をタンパク質で修飾するこが難しく、選択性を持たせることができません。一方でエクソソームは細胞が作る小胞ですが、膜の構成要素はリポソームと同様にリン脂質です。ヒトの細胞膜を模したリポソームの膜は、構造もエクソソームに似ています。そのため特殊な操作によって、リポソームの膜とエクソソームの膜を融合することが可能です。リポソームとエクソソームを融合したものをハイブリッドエクソソームと呼びます。ハイブリッドエクソソームの膜の表面には、エクソソームにあったタンパク質がそのまま保持されているので、もともとのエクソソームのデリバリー先に到達します。また、ハイブリッドエクソソームの内部には、エクソソーム由来の蛋白やマイクロRNAに加え、ヒト幹細胞培養液の構成成分が内包されます。

つまりハイブリッドエクソソームとは、ヒト幹細胞培養液の成分をデリバリーするための仕組みなのです。ハイブリッドエクソソームは医学の領域でも改変型エクソソームの1つとして研究されています。弊社のハイブリッドエクソソームは、それを化粧品に応用したものです。

 

 

 

 

 

TOP