幹細胞培養液のためのドナーの選択

幹細胞培養液を化粧品とするためには、まず培養する幹細胞を採取するドナーの選定から厳しい基準があります。ドナーから幹細胞培養液を製造するための了承を経て、幹細胞を無償で提供いただいています。これは臓器提供と同じレベルの手続きとなります。
通常、ドナーは健康な20〜30代の女性で、幹細胞採取時に感染症の有無や遺伝性の疾患などの検査が行われ、問題がないことが確認されます。脂肪細胞とともに採取された幹細胞は、脂肪細胞を取り除かれ、感染症の潜伏期のリスクを避けるため、6ヶ月間凍結保存されます。幹細胞採取から6ヶ月後に改めてドナーの感染症のチェックを行い安全が確認された後、解凍され培養が始まります。

一般的な幹細胞培養とは全く違うRemyStemの幹細胞培養

幹細胞の培養は通常、幹細胞を増やすために培養が行われます。細胞が数を増やすためには多くのエネルギーを必要とするので、何度も細胞分裂を繰り返すと、幹細胞は次第に疲弊してしまいます。
一方でRemyStemの幹細胞の培養は、なるべく細胞の数を増やさないように培養が行われます。この培養方法の違いが、RemyStemの大きな特徴になります。数を増やさないように培養し刺激を加えることで、幹細胞は多くのタンパク質を分泌します。そのため、RemyStemにはタンパク質を豊富に含んでいます。

幹細胞培養の現場では、効率よく幹細胞を増やすために、動物由来の血清を含む培地が長く用いられてきました。増やした幹細胞を患者の体に戻す
研究でも動物由来血清の使用は好ましくないものとされ、近年使用されることは少なくなってきました。

もちろんRemyStemは完全に動物由来血清を使用していない培地で幹細胞の培養を行なっています。
通常、幹細胞を培養する場合、抗生物質は普通に使用されています。幹細胞が増えやすい環境は、細菌にとっても増殖しやすい環境だからです。幹細胞を医療で使用する時には、全く問題がなく必要なことですが、その培養液を化粧品原料として使用する上では、抗生物質が含まれた幹細胞培養液は使用することができません。

もともと幹細胞を増やすためではなく、化粧品原料として幹細胞培養液を作るために幹細胞を培養しているRemyStemには、当然の事ながら抗生物質は含まれていません。

幹細胞培養液を製造するためにドナーを募り、幹細胞培養液を製造するための無血清培地で、幹細胞培養液を製造するために抗生物質を使用せず幹細胞を培養し、RemyStemは製造されています。

化粧品原料としての安全性検査とトレーサビリティー

幹細胞培養液を日本で初めて化粧品原料として登録するにあたって、通常の化粧品原料と違い、細胞そのものは含んでいないとはいえヒト細胞由来の培養液ということもあり、安全性を確保するため化粧品原料としては現在、あまり行われなくなった安全性試験を行っています。

これらの安全性検査の多くは実験動物を使用するため、動物愛護の観点から安全性検査を行ってしまうと、ヨーロッパなどではその化粧品原料を使用した化粧品は販売できなくなってしまいます。そのため最近では化粧品原料に行われることが少なくなってきました。
RemyStemは化粧品としては初めてのヒト由来原料のため、販路を狭めてしまうとしても、しっかりとした安全性の確保を行いました。

また、生物由来原料基準に基づいて、各種ウイルス検査や細菌、真菌等の除去を行い、ドナーの個人情報を十分に保護した上で、RemyStemを作製した施設や年月日、行った検査結果をロットの番号等と関連付け、トレーサビリティーを確保する他、品質や安全性の確保に十分な注意を払っています。

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