ヒト幹細胞の分泌成分です。ヒト幹細胞培養液には、サイトカインや酵素、ECM構成タンパク質などの生理活性物質が豊富に含まれています。老化によって活性の低下した細胞を呼び覚ます賦活成分として、様々な効果を発揮します。「ADSC-CM」は、コラーゲン・ヒアルロン酸生合成促進、シワ改善・防止、美白、線維芽細胞増殖、幹細胞増殖、表皮細胞増殖、増毛・発毛など、アンチエイジングを実現する様々な効果が確認されています。

「ADSC-CM」は、脂肪組織から脂肪幹細胞を抽出し、培養した際に幹細胞から分泌されるタンパク質成分です。脂肪幹細胞は成体幹細胞の一種で、骨髄幹細胞や臍帯血幹細胞などよりも容易に採取でき、しかも幹細胞の含有量が多いため、近年、再生医療や化粧品の原料として多く活用が進んでいます。ヒト由来脂肪幹細胞培養液は幹細胞が作るVEGF (血管内皮成長因子)、 TGF (形質転換成長因子)、 FGF (線維芽細胞成長因子) 、IGF (インシュリン様成長因子)などの150 種類以上の成長因子(グロースファクター)などのタンパク質成分を含有することが報告されています。
「ADSC-CM」は、皮膚老化と損傷を防止し、皮膚組織の主要構成成分であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンの再生を促進する高機能素材で、幹細胞培養液成分の生理的活性は、抗老化効果、組織再生効果など、様々な効果が確認されています。

幹細胞が分泌する成分には、様々な生理活性物質や組織再生に必要なタンパク質が豊富に含まれています。生理活性物質であるサイトカインは、細胞の受容体と結びつくことで細胞を活性化する鍵の役割を果たします。また、細胞外タンパク質のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などは組織形成を助けます。
「ADSC-CM」は幹細胞や線維芽細胞、表皮幹細胞に直接働きかけ、細胞を活性化するとともに細胞増殖を促し、肌組織の再生を強力に促進します。

図1のグラフは、「ADSC-CM」のヒアルロン酸生成促進効果を示しています。折線グラフは、下から陰性対照群(何も処理していない試験群)、陽性対照群(TGF-β1処理群:ヒアルロン酸の生産を促進する成長因子)、そして「ADSC-CM」をそれぞれ12/24/36/48時間処理したときの線維芽細胞のヒアルロン酸生産量を測定したものです。
「ADSC-CM」は、ヒアルロン酸促進因子である陽性対象群よりも大きくヒアルロン酸の発現を誘導することが確認されました。

外部環境に敏感な幹細胞の培養は、量産技術の確立がとても困難で、これまでコスト高の大きな要因でした。「ADSC-CM」は幹細胞培養液の生産工程を簡素化し、品質の向上と安定化を図るために生体内環境と類似した3次元培養システムを開発し、特許を出願しています。

通常はシャーレの平面上で培養しますが、増殖時の植え継ぎを繰り返すと、ストレスなどによって細胞が老化したり死滅し、弱体化することで成長因子などの生理活性成分の分泌が低下します。また、手作業で行うので、異物混入の原因ともなります。

●既存の培養方法(平面培養)では短期間で多くが死滅してしまいます。
●手作業のため量産が難しく、品質管理に難点があります。

「ADSC-CM」は、幹細胞に対するストレスを極力少なくし、品質の向上と安定化を図るために生体内環境と類似した3次元培養システムを開発しました。

図1:
●バイオリエアクターを利用したダイナミック3次元培養は優れた細胞成長性を示します。
●2週間以上の長期培養においても高い成長性を確認しています。

図2:2週間経過後と4週間経過後の細胞集合体の数の推移を表しています。一定の増殖率が維持されていることがわかります。

図3:ダイナミック3次元培養4週間経過後も1型コラーゲンが安定して発現していることが確認できます。自動化による少人力化と品質の安定を実現しています。

線維芽細胞の増殖促進効果試験の結果です。「ADSC-CM」を線維芽細胞に48時間処理した後、細胞増殖率を測定した結果、濃度依存的に細胞の増殖を促進することが確認されました。

※「ADSC-CM」はアンチエイジング株式会社の登録商標です。

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