ご挨拶

近年、「アンチエイジング」という言葉がすっかり定着してきました。年齢から来るシミやシワ、薄毛、息切れなど、老化の兆候に対し「そろそろアンチエイジングが必要?」と考えている方も多いはずです。

「シワが増えたからコラーゲン入りの食品を多く食べるようにしました」「シミが気になるから、美白効果のある化粧品に切り換えました」「白髪が増えてきたので、昆布を多く食べています」「体力増進のためにサプリメントを飲んでいます」という話をよく耳にします。が、これらはいずれも症状が出てからの対処法です。古代から続く、人類のあくなき若返りへの欲求を満たしてきたのは、実はこうした対処療法ばかりでした。おそらくクレオパトラも鏡をみながら、そんなことを繰り返していたのかも知れません。

私たちが考える「アンチエイジング」とは、これまでのような対処療法的な方法とは異なります。「アンチエイジング」の本来の姿は、気になる老化現象にその都度対処するのではなく、必ず訪れるであろう人生の終末からバックキャスティング的に今をかえりみて、今やっておかなければならないこと、やってはいけないことを整理し、根本的な老化の原因に対処しようという、ある意味では、息長く、人の生に科学的に向き合う取り組みだと考えています。

こういった根本原因に対処しようとする「アンチエイジング」は、老化が科学的に解明され出した頃から具体化し始めています。細胞を活性化することで老化の根本的な原因となる活性酸素を無害化し、細胞へのダメージを回避することで老化のスピードを遅くすることが、現実に可能となってきています。また、人間の進化の過程で、飢餓に耐えられるように備わったと言われる抗老化遺伝子を意図的に刺激することで、老化による成人病を未然に防ぐ取り組みも近年の「アンチエイジング」の一つの流れです。
私たちは、あくまで科学的に「アンチエイジング」を考えます。これまでの成分開発は、スクリーニングテストによって、膨大な成分候補の中から、輝く効果を発揮する成分を「探し出す」という、言わば人海戦術でした。砂漠の砂に紛れ込んだ一粒のダイヤモンドを力技で探しだしてきたわけです。しかし、近年のヒトゲノムの解読などに代表される細胞生物学や遺伝子工学の発展は目覚しく、まったく逆の発想での成分開発がすでに始まっています。症状に関連する物質を探し出し、その物質が影響する遺伝子を読解することで、症状に作用する物質(化合物)を科学的に作り出す方法です。ゲノム創薬と呼ばれる、この新しい成分開発法は医薬、化粧品分野にパラダイムシフトをもたらしています。

私たちは、この新しい成分開発技術を基に、お客様オリジナルの製品開発のサポートや、有効成分の共同研究などを積極的に行い、科学的な根拠を基盤とした「アンチエイジング」製品を提供することで、皆様のより良い人生のお手伝いができればと考えています。
アンチエイジング株式会社 代表取締役 野中 秀訓